プロフィール

カウンセラー/めぐみ

初めまして。
このページに来てくださってありがとうございます。

人との関わりの中で傷ついたり、自分を見失ってしまうことは誰にでもあります。
私もその一人でした。

だからこそ、同じように悩む方が
安心して心を解放し、本来の自分を取り戻せるような場所をつくりたいと思っています。

ここでは、私のこれまでの歩みを少しお話しします。

幼少期から始まった自己否定

公務員の父と専業主婦の母という、何不自由のない、ごく一般的な過程で育ち、
子供の頃から様々なことに興味を持っていた私。

言葉を覚えるのも早く、教わった単語を繰り返し言葉に出して習得していたような子供でした。

一方で、私の母は世間の常識を大切にしたり、人からどう見られるかを基準に生きている人。

そんな母に、あれこれアイデアが湧いてくる私はワクワクしながら母に伝えても
「それは特別な人だけができるのよ」「あなたには難しいでしょ」と言われ、
その度に胸の奥がシュンとしぼむ感覚があったことを覚えています。

それらの言葉は、私の意見や感情を否定されたように感じ
私は「自分の意見は間違っているのだ」と思うようになり、
「そうであるなら正解はなんなのか」という気持ちから外側に答えを求め
正しくあることを選ぶようになっていきました。

そうして本音を抑えることが習慣になり、いつしか心の声が聞こえなくなっていきました。

「自分の意見は否定される」という経験から、
他人には「どうせ私の気持ちは分かってもらえない」「何を言っても理解されない」
という思い込みができ、
「誰にも頼れない」「1人で生きていけるようにならなきゃ」
という気持ちが強くなり
全てを抱え込み、常に不安と緊張感を抱えていました。

できないことやわからないことが出てくると不安になり、
完璧にできない自分を責めては、さらに高いハードルを自分に課していく。

そんな生き方を幼少期から大人になるまでずっと続けていました。

他人に心を開くことができない20代

20代に入ってからは、その影響は恋愛にもあらわれてきます。

好きな人ができても、「どうせ私なんか好きになってもらえるはずがない」と思い、
自分の気持ちを表に出すことができませんでした。

人と深く関わることを恐れて相手の気持ちをうかがってばかりで
踏み込む前に自分から距離を取ってしまう。

「踏み込んでも傷つくだけ。それなら最初から関わらない方がいい」

そんなふうに思いながら、自分の心にブレーキをかけていました。

けれど、このままでは何も変わらない、
何も進まないと思った私は、28歳のときに婚活を始め
それをきっかけに色々な人と話す中で
少しずつ他人を受け入れることができるようになりました。

自分を変えたくて、知らない世界へ踏み出す

そして30才の時に知り合った人と意気投合したのですが、
その彼は3ヶ月後には自分の地元の地方に帰ることが決まっていました。

当時、私は東京に住んでいましたが、
ここで一緒に行かなければこの縁は終わってしまうと思ったし、
私自身もこのままの生活を続けるより新しい自分になりたい、
どうなるかわからないけど挑戦してみたい、という気持ちが大きくなり、
東京での仕事を辞めて住んでいた家も引き払い、
全てを手放して一緒に行く決断をしました。

出会って3ヶ月でお互いどんな人なのかもわからない中
知り合いも誰1人いない土地に行き、方言もわからず会話にも苦労しましたが
みんなが温かく迎えてくれたおかげで
乗り切ることができて無事に籍を入れることになったのです。

『頑張ること』で自分の価値を見出していた

新しい土地での生活と同時に、夫と二人で飲食店を立ち上げ
右も左もわからない中で、毎日が挑戦の連続。

心も体も疲れているはずだけど、
疲れたと思ったら自分が崩れてしまいそうなので
「大丈夫!」と自分に言い聞かせながら
とにかくお店のことだけに意識を向けていました。

いつの間にか、頑張ることが自分の存在価値になっていて、
「いつも偉いね」「頑張っているね」と言われることでしか自分を認められませんでした。

そうして10年もの間、自分の本音を抑え込んで周りのことを優先していたのです。

お店は少しずつ軌道に乗り10年後に店舗を譲渡することになり、
私たちは店の経営から離れることになりました。

このタイミングでやっと時間ができたのですが、
これまで自分を後回しにしてきた私は「本当はどうしたいんだろう?」
と自分の気持ちがわからなくなっていました。

周りの期待に応えることや、きちんとやることが
私の生き方になっていたので、
いざ立ち止まったときに自分は何を望んでいるのかもわからなかったのです。

このタイミングが大きなターニングポイントになり
自分の内側と向き合う時間が始まりました。

すべてを手放し、ゼロからの再出発

夫と私の望む未来の方向性がズレ始め、
このままの生活を続けていても明るい未来が描けない
と感じるようになり離婚することに。

私は東京に戻るために仕事も家もパートナーも全て失い
また何もない状態になりました。

仕事を探そうと行動を始めたものの、
どの職場でもまず「住所」を聞かれ、
住む場所を探そうとすると今度は「お仕事は?」と問われる。

仕事と家のどちらも決まらないという現実の壁にぶつかり
結局一度実家に戻ることを決めました。

母との関係を改善し、本当の自分を取り戻す

そして、実家に戻ったことで母との関係を見直す機会が訪れ、
ずっと心の奥に残っていた違和感と向き合うことになったのです。

最初は母の言動一つ一つに感情的になって
イライラしたり言い合いになることもありました。

何気ない一言にも感情的になる自分がいて
「なんでこんなことでイライラしているんだろう」と不思議に思うことも。

けれどこれは
「幼少期に理解してもらえなかった」という潜在的な想いが私の中に残っていて
「あの時わかってもらえなかった」という記憶が
怒りとなって出てきているのだとわかりました。

この期間は精神的にも辛く、まるで過去の痛みをもう一度体験しているようでした。

けれど、その感情を通して初めて、
私の中にどれほど「わかってほしかった」「受け入れてほしかった」
という想いがあったのかに気づいたのです。

 母の言葉に反応していたのは今の私ではなく、
心の奥に残っていた『幼い頃の私』だったのです。

そのことに気づいたとき、私は
ようやく自分の感情を否定せずに受け止めることができ、
同時に母に対する感情もおさまりました。

そしてこの経験が心の在り方を見つめていく大きなきっかけとなり、
過去の私を癒せたことで、母に左右されることなく
『私として生きる自由』を感じられるようになりました。

不思議なことに、心が穏やかになるにつれて、
人間関係やお金の流れなど、これまで滞っていたものが少しずつ整い、
人生そのものが軽やかに動き出していったのです。

これまでの私は、「自分は間違っている」という思い込みから、
いつも他人を優先し、自分らしさを押し込めて生きてきました。

それこそが生きづらさの原因だったのです。

自分の感じることを信じ、自分の軸で生きるようになってから、
ようやく『本当の私』として人生を歩めるようになりました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

これまでの私は、ずっと自己肯定感が低く、自分に自信が持てずにいました。

自信がないから外側に答えを求めているつもりでしたが、
外側に答えを求め続けていたから自分の価値に気づくことができなかったのです。

はじめは怖かったけれど、自分の心と丁寧に向き合っていく中で
だんだん『自分の感覚や判断を信じよう』と思えるようになったのです。

自分を信じられるようになると少しずつ世界の見え方も変わっていきます。

あなたの中には、人生を豊かにしていく力がちゃんとあるのです。

その力を思い出すきっかけをお手伝いできたら嬉しいです。